Raymond Weil Unveils the Millesime Jubilee
レイモンド ウェイルの50周年クロノ〈ミレジム ジュビリー〉
創業50周年を記念するレイモンド ウェイルが、〈ミレジム ザ フィフティ〉の美学を受け継ぐ〈ミレジム ジュビリー〉を発表した。2つのインダイヤルを左右対称に配し、4つのパーツによって奥行きを生んだ文字盤が見どころ。自動巻きクロノグラフを搭載し、世界500本限定で10月30日に発売する。
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by Revolution Japan. Oct 21, 2026 |
周年記念の時計には、希少性を突き詰める方向と、その節目に生まれたデザインをより広く届ける方向がある。レイモンド ウェイルの新作〈ミレジム ジュビリー〉は、明らかに後者だ。創業50周年に発表された世界50本限定の〈ミレジム ザ フィフティ〉から、文字盤の立体的な構成と端正なクロノグラフの表情を継承しつつ、現代的な自動巻き機構を採用。限定数を500本へと広げた。
もっとも、単なる廉価版ではない。通常の〈ミレジム クロノグラフ〉が3カウンター式なのに対し、新作は9時と3時の位置にインダイヤルを並べたバイコンパックス仕様。視覚的な対称性によって文字盤の余白が際立ち、クラシカルなクロノグラフらしい落ち着いた顔つきに仕上げている。ライトブルーを基調に、濃色のインダイヤルを組み合わせた配色も印象的だ。

▲ライトブルーの文字盤に2つのインダイヤル。中央部の筋目と周囲の異なる仕上げが、光を受けて表情を変える。
見応えがあるのは、色だけではない。文字盤は中央部、アワートラック、ミニッツトラック、インダイヤルの4つのパーツで構成される。中央には縦横の筋目を交互に切り替えたタペストリーモチーフを採用。さらにアワートラックのグレイン仕上げ、ミニッツトラックのスネイル仕上げ、独立したインダイヤルの質感が重なり、ひとつの面の中に複数の奥行きをつくり出している。ヴィンテージ風の演出に頼るのではなく、細部の仕上げで時代感を表現しているところが興味深い。
ケースは直径39.5mm、厚さ12.9mmのステンレススティール製。ベゼルやケース側面のヘアライン仕上げに、ラグ上面や面取り部分のポリッシュを組み合わせた。長く伸びたラグは先端をケースバック側へ曲げ、装着感にも配慮している。ボックス型サファイアクリスタルは、かつての樹脂製風防の丸みを思わせながら、現代の時計らしい耐傷性を備える。

▲左:シースルーバックから見えるCal.RW5030。ブランドのイニシャルに着想を得たローターを備え、裏蓋には世界500本限定を示す刻印が入る。右:ラグの曲線とケースの厚み、ボックス型サファイアクリスタルの立ち上がりがわかるサイドビュー。
搭載するのはセリタ製ムーブメントをベースとする自動巻きクロノグラフ、Cal.RW5030。約62時間のパワーリザーブを備え、シースルーバックからはブランドのイニシャルを象ったローターを鑑賞できる。記念モデルとしてのデザイン性と、日常的に使える機械式クロノグラフとしての実用性。その両立も本作の価値だろう。
〈ミレジム〉は、比較的手の届く価格帯でヴィンテージの美意識を再解釈してきたコレクションだ。今回の〈ジュビリー〉は、その方向性をさらに一歩進め、50周年にふさわしい特別感を、造形と機構の双方から伝えている。世界500本限定、国内価格は¥715,000。10月30日に発売される。

〈ミレジム ジュビリー〉ライトブルーのダイヤルと2カウンターのクロノグラフを備えた世界500本限定モデル Ref. 7776-STC-65501 ケース:ステンレススティール ケース径:39.5mm ケース厚:12.9mm ムーブメント:Cal.RW5030(セリタ SW510ベース)、自動巻き、27石 振動数:28,800振動/時 パワーリザーブ:約62時間 機能:時・分・秒(スモールセコンド)、クロノグラフ、タキメーター ダイヤル:ライトブルー、タペストリーモチーフ 風防:両面無反射コーティング・サファイアクリスタル 防水性能:5気圧(50m) ストラップ:カーフレザー、ピンバックル、イージーチェンジャブル仕様 限定数:世界500本 発売時期:2026年10月30日 ¥715,000
Brands:Raymond Weil
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