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ショパール〈L.U.C クアトロ〉“Revolution” リ・エディション〉の発表

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ショパール〈L.U.C〉とRevolutionによる最新コラボレーション。9日間のパワーリザーブを誇る本作は、〈L.U.C〉の真髄とも言うべき時計製造

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Introducing the Chopard L.U.C Quattro Revolution Re-edition

ショパール〈L.U.C クアトロ〉“Revolution” リ・エディション〉の発表

ショパール〈L.U.C〉とRevolutionによる最新コラボレーション。9日間のパワーリザーブを誇る本作は、〈L.U.C〉の真髄とも言うべき時計製造の技巧と職人技を体現した一本である。

by Wei Koh . May 28, 2026

クアトロの歴史と技術背景

 2000年に発表されたショパール 〈L.U.C クアトロ〉Ref.16/1863は、時計業界における大きな挑戦であった。当時、8日間のパワーリザーブを備えた腕時計は極めて希少であり、それを直径38mm、厚さ9.54mmという、現代の視点から見ても理想的なサイズに収めたのである。この時計は、伝説的な〈L.U.C 1860〉の系譜を受け継ぎ、COSCクロノメーター認定およびジュネーブ・シールを取得した、まさに傑作であった。

 クアトロの216時間のパワーリザーブの鍵は、2つのスタックセットに配置された4つの香箱にある。「クアトロ」という言葉は、ラテン語で「4」を意味する「quattuor」に由来している。4つの香箱を使用するという着想は、もともと、2つのスタックされた香箱を備えた世界初のマイクロローター駆動ムーブメントであるCal.1.96の設計中に生まれた。

L.U.C クアトロ Ref.16/1863 (Credit: Sotheby’s)

 ショパールの共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、当時の開発背景をこう語る。

 「Cal.1.96は薄型でコンパクトでしたが、少なくとも70時間のパワーリザーブを確保したかった。そこでスタックバレル構造を採用したのです。この技術を応用し、2組のスタックバレルを直列に配置して合計4つのバレルを搭載したらどうなるか、と考えたのが始まりでした」

1996年に発表されたCal.1.96

 その結果、トルクの低下や振幅の衰えとは無縁の、安定した駆動を実現したのである。クアトロのCal.1.98は、これら4つの香箱が直列に配置され、それらを連結する中間車がある。各香箱は2. 25日間のパワーリザーブのために巻き戻され、主ゼンマイの張力が緩んでトルクが弱くなりすぎる前に停止する。4人が協力して荷物を担ぎ、各人が次の人に渡す前に自分の力の最高の質を発揮するようなものだ。

 これは、シンガポール軍で国民兵役を経験した人なら誰でも知っている負傷者後送(CASEVAC)の軍事訓練を思い起こさせる。負傷した仲間が1人いて、それを一人で運ぼうとすると、すぐにエネルギーは枯渇し、前進の勢いが損なわれる。しかし、荷物を分担できる人が4人いれば、理想的な行進速度を維持しながら荷物を移し替えることができるのだ。

L.U.C クアトロ Cal.98.01-L(旧Cal.1.98)(©Revolution)

 ジュネーブ・シールが示すように、Cal.1.98は美しく仕上げられたムーブメントである。

 2組の香箱を覆う大型のブリッジは、視覚的なムーブメント構造の約半分を占める。2つ目のブリッジはガンギ車を含む輪列を固定しており、6時位置にある鏡面仕上げの座繰り(カウンターシンク)に配された、ゴールドの耐震装置が異彩を放つ。このブリッジには、ジュネーブ・シールが刻印されている。

 そして、ブラックポリッシュ(鏡面仕上げ)が施された美しいスチール製のスワンネック緩急針を備えるテンプ受けが加わり、視覚的に人々を魅了する3つの主要要素が完成する。

 これら3つの部品すべてに、贅沢なコート・ド・ジュネーブと面取り(アングラージュ)が施されている。過去25年間にわたり、クアトロはさまざまな姿へと変貌を遂げながらも、常にこのCal.1.98を心臓部に抱き、L.U.Cコレクションの確固たる柱であり続けてきた。

ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディションのサファイアクリスタル製ケースバックを通して、キャリバー98.01-Lのコート・ド・ジュネーブ仕上げ、ジュネーブ・シール、そしてスワンネック型レギュレーターが姿を現す。(©Revolution)

ショパール L.U.C クアトロ 25周年

 昨年、モデル誕生25周年を記念し、ショパールは〈L.U.C クアトロ マーク IV〉を発表した。これは現在までに最も高い人気を誇るモデルとなっている。

 本作には、2025年発表の永久カレンダー〈L.U.C ルナ ワン〉で初披露された、まったく新しい「バシーン(bassine)」スタイルのケースが採用された。エレガントなコンケーブ(凹型)ベゼルと、魅力的な丸みを帯びたミドルケースが特徴であり、その形状がフランス語で「盆(あるいは、洗面器)」を意味する言葉に由来することから、この名がついている。また、このクアトロ マーク IVのデザインは、美しく様式化された「ロウ付けラグ(ソルダード・ラグ)」という、一度は失われかけた伝統技法を蘇らせた。ケースに1本ずつ個別に溶接されたこのラグは、ケース本体との立体的なセパレーション(分離感)をより際立たせることに成功している。

ショパール L.U.C クアトロ マーク IV 18Kエシカルローズゴールド製 (©Revolution)

 ケース径39mm、厚さ10.4mmのこのタイムピースが纏うダイヤルは、ダイナミックなコントラストが織りなす傑作であった。質感豊かなフロステッド加工が視覚的な力強さを生み出し、プラチナモデルにおいては、実に見事なモダンさを見せるアイスブルーカラーが採用されている。

 その一方で、本作は無駄を削ぎ落とした静寂の美学も体現していた。実に9日間におよぶパワーリザーブのインジケーターをケース裏面(香箱ブリッジの12時位置)へと移設したのである。これにより、6時位置のサブダイヤルに配された視認性の高いアロー型のデイト表示と、同軸に配置されたスモールセコンドが、デザインの主たるモティーフとして際立つこととなった。

 こうして誕生したタイムピースは、市場と批評家の双方から絶賛を浴び、数多くの2025年「ベスト・オブ・ザ・イヤー」に名を連ねただけでなく、ジュネーブ・時計グランプリ(GPHG)の「メンズウォッチ」部門においてファイナリストに選出される快挙を成し遂げた。

 カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、「クアトロの発表から25年を経た今でも、この時計が人々、特に若い世代の購入者にこれほど強い共感を呼んでいることは、非常に意義深いことです」と述べている。

ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディション(左)とショパール L.U.C 1860 レボリューション エディション (©Revolution)

 クアトロ ムーブメントは、スイス・フルリエにあるショパールの自社マニュファクチュール創設25周年を記念して製作され、大成功を収めた〈L.U.C クアトロ スピリット 25〉のベースにもなっている。

 このモデルでは、8日間のパワーリザーブに、ショパール L.U.C初となるジャンピングアワー表示を組み合わせた。このタイムピースのダイヤルは、ショイフレ家が受け継ぎ、守り続けてきた伝統工芸への深い敬意を見事に体現している。

 ソリッドゴールド(無垢材)のベースに施されたグラン・フー(高温焼成)エナメルで仕立てられており、これこそ先日のディナーの席で、マックス・ブッサー(MB&F創業者)が腕に巻いているのに私が気づいた、まさにその時計であった。

ショパール初のジャンピングアワーウォッチ〈L.U.C  クアトロ スピリット 25〉

 彼は次のように語った。

 「私はかねてより、カール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏の時計製造に捧げる真摯な姿勢に深い敬意を抱いてきた。何年も前、彼は私の時計を1本購入してくれた。だから今度は私がその『礼を尽くす』番になったとき、この時計(クアトロ ムーブメントをベースにしたスピリット 25)を選んだのだ」

ショパールの共同社長、カール‐フリードリッヒ・ショイフレ

 全く同感である。1996年にショパール マニュファクチュールが設立され、1997年に最初の時計である L.U.C 1860 が発表されて以来、カール‐フリードリッヒ・ショイフレほど本格的な時計製造に献身的な人物は他にいない。

 1997 年のマイクロローター搭載の〈L.U.C 1860〉から、2000 年の 4つの香箱を持つ8日間パワーリザーブの〈L.U.C クアトロ〉、2003年にはCOSC認定を受けた8日間パワーリザーブ付きトゥールビヨンを発表。さらに2016年には、サファイアクリスタル製のゴングを備え、 ジュネーブ・時計グランプリ(GPHG)で最高賞の「金の針賞(エギュィユ・ドール)」に輝いたミニッツリピーター〈L.U.C フル ストライク〉を、そして昨年には、同じくサファイアゴングとストップセコンド機能付きトゥールビヨンを融合させたCOSC認定のグラン・エ・プティ・ソヌリ〈L.U.C グランド ストライク〉を誕生させている。

 ショイフレとL.U.Cが、複雑機構(コンプリケーション)に対する彼らなりの答えを提示するたび、そのカテゴリーにおけるまったく新しい性能のベンチマークが打ち立てられてきたのである。

2002年:ショパール〈L.U.C クアトロ トゥールビヨン〉

2016年:ショパール〈L.U.C フル ストライク〉ミニッツリピーター

2025年:ショパール〈L.U.C グランド ストライク〉

 時計史家であり、希代のオークショニアでもあるオーレル・バックスは、次のように語る。

 「ショパール L.U.Cの30年近い歴史が示す数々の功績は、驚異的というほかない。カール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏がこれほどの偉業を成し遂げながらも、常に思慮深く、謙虚であり続けているという事実こそが、彼を時計界において唯一無二のリーダーたらしめており、まさにジェントルマンの体現者であることを証明している」

洗練されたディテールに宿るラグジュアリー

 過去7年間にわたり、私はカール‐フリードリッヒ・ショイフレ、息子のカール‐フリッツ、そして彼らのチームと共に、一連のL.U.Cタイムピースのコラボレーションに携わるという素晴らしい機会に恵まれてきた。

 そもそもこの共同プロジェクトが始まったのは、私が1997年のL.U.C 1860(Ref.16/1860)ホワイトゴールド仕様、それもサーモンダイヤルを探し求めていたものの、どうしても見つけられなかったことがきっかけである。

 その徒労に終わった捜索話をショイフレに打ち明けたところ、彼と私は、この時計を当時の姿のまま蘇らせる10本限定の小さなシリーズを共同開発することで合意したのだ。

 その時計について議論を重ねたときのことは、今でも決して忘れない。サイズを除くすべての仕様において、私たちの意見は一致していた。しかし2018年当時、私たちが共に望んだ「36.5mm」というオリジナルモデルのケース径は、かなり小ぶりと見なされるサイズだった。そのため、サイズを拡大すべきか否か、私たちは躊躇していたのである。

 その時、私たちの議論に耳を傾けていたクリスティーン・ショイフレ(カール‐フリードリッヒの妻であり、あらゆる物事において彼のパートナーを務める人物)が口を開いた。彼女が放った言葉は、まるで全能の神の啓示と見紛うほどの、深い知性と絶対的な説得力を帯びていたのである。

ショパール L.U.C 1860 × ザ・レイク&レボリューション リミテッドエディション、2018年発売 (©Revolution)

 彼女はこう言った。

 「お二人とも、これをやるなら妥協せず、正しくやりなさい。ケース径は本来あるべき36.5mmにするのです」

 カール‐フリードリッヒと私が唯一完全に同意できること、それは「妻は常に正しい」ということである。そのため、私たちは彼女の助言に一字一句違わず従った。

 その結果、誕生した時計は目を見張るほどの傑作となり、コレクターたちによる瞬く間の完売劇と、SNS上での熱狂的な反響は、L.U.C 1860に途方もない数の支持者が存在することを証明してみせたのである。

ショパール〈L.U.C 1860 フライングT〉スペシャル レボリューションは、直径36.5mm、厚さ8.2mm。

 2021年には、わずか5本の限定版〈L.U.C 1860 フライング T〉を発表した。クリスティーン・ショイフレのアドバイスに従い、オリジナル直径である36.5mmを忠実に守った。この時計は、マイクロローター駆動の自動巻きフライングトゥールビヨンで、秒針停止機能を備え、ジュネーブ・シールとCOSC認定を併せ持つ、世界で唯一の時計なのだ。厚さはわずか8.2mmである。

 2023年、ショパールは初となるステンレススティール製のL.U.C 1860を発表した。厳密には、同ブランドが独自に開発したリサイクル素材「ルーセントスティール™」に、サーモンカラーのゴールド製ダイヤルを組み合わせたものである。

 また本作は、デイト表示を排し、スモールセコンドにハック機能(秒針停止機構)を付加した初のモデルでもあった。この時期までに、ショイフレは伝説的なダイヤルメーカーであるメタレム(Metalem)社を傘下に収めていた。

 同社は、初代L.U.C 1860のダイヤルを黎明期から手掛けていただけでなく、フィリップ・デュフォーの〈シンプリシティ〉といった他の歴史的名作のダイヤルも製造してきた名門である。

 新型L.U.C 1860のダイヤルはオリジナルを踏襲しているように見えたが、よく見ると、ギョーシェ彫り、とりわけ中央のパターンを囲む「フィレ・ソータン(filet sautant:境界の刻み目模様)」において、より深い奥行きと立体感が表現されていることが分かる。

 こうして誕生したタイムピースは、ショパール L.U.Cの歴史において最も成功した作品の一つとなった。その控えめでニュアンスに富んだ美しさ、圧倒的なクオリティ、そしてクラシカルなプロポーションは、特に若いバイヤーたちに浸透していた「クワイエット・ラグジュアリー」の精神に深く共鳴したのである。

ショパール L.U.C 1860 レボリューション エディション

 「ニュアンスに富んだ控えめな美」という文脈において、その翌年、RevolutionはL.U.C 1860のなかで最も本質を突き詰めたバージョンの開発という名誉にあずかり、ショイフレと再びコラボレーションを行うこととなった。

 今回はルーセントスティール™のケースを採用しつつも、ゴールド製ダイヤルのすべてのコーティングを剥ぎ取ることで、その下に隠されていた真の3N イエローゴールドの色彩をむき出しにしたのである。

 この時計は私にとって格別な意味を持つ。私がホストを務めるディスカバリーチャンネルのテレビ番組「時の人(Man of the Hour)」のショパール特集を撮影していた際、この時計のプロトタイプの一方をカール‐フリードリッヒ・ショイフレに贈り、もう一方を私たちの友情の証として自分の手元に残したからである。

カール‐フリードリッヒ・ショイフレとウェイ・コーが、テレビ番組「時の人(Man of the Hour)」のショパール特集に出演。(©Man of the Hour)

クアトロが原点回帰

 そして2025年、あの見事なL.U.C クアトロ マーク IVが発表される約1年前のこと。L.U.Cの魅力に取り憑かれた私の脳裏に、もう一つのアイデアが生まれ始めていた。それは、意識と睡眠の狭間にあるおぼろげな霧のなかから、今にもその姿を現そうとしているのが見えるかのような、あまりにも鮮明なイメージであった。

 それは、2000年に発表された初代L.U.C クアトロ(Ref.16/1863)の復活であった。ケースにはあの美しいルーセントスティール™を、そしてダイヤルにはコーティングや着色を一切施していない無垢の3N イエローゴールドを採用するという、同一の魅力的な組み合わせである。

 サイズは当然、ケース径38mm、厚さ9.54mmという初代の完璧なプロポーションをそのまま踏襲しなければならなかった。2024年のウォッチズ&ワンダーズの会期中、私はショイフレにこのアイデアを切り出した。彼はすでにL.U.C クアトロ マーク IVの開発に着手していることを明かしつつも、四半世紀前の完全なオリジナルデザインに立ち返ることには十分な意義がある、と理解を示してくれた。

 私たちは、そのデザインが時代を経てどう熟成されたのかに興味を抱いていた。時が経つにつれてその存在価値をいっそう高めていったL.U.C 1860のように、このクアトロもまた、時代の要請に応えるものになるのだろうか。私たちはそうなるに違いないと考えた。

 その答えは、L.U.Cの高級時計製造部門を率いるケン・コシヤマから、ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディションの最初のプロトタイプを見せられた瞬間に明白となった。ショイフレと私は顔を見合わせ、そして再びその時計へと視線を戻した。それは、ただただ息をのむほどに美しい佇まいであった。

手首に着けてみると、ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディションの38mm×9.54mmというサイズは、まさに理想的だ。過剰さはなく、堂々とした存在感があり、まさにカール‐フリードリッヒ・ショイフレとウェイ・コーが意図した通りである。(©Revolution)

ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディション (©Revolution)

 本作における決定的な違いの一つは、メタレム製ダイヤルのさらなるクオリティの向上であった。初代のダイヤルも当時としては業界最高峰の品質を誇っていたが、伝統工芸を守るというショイフレの情熱により、ギョーシェ彫りとヴィンテージのローズエンジン旋盤(エンジンターン)を専門とする自社工場の部門は、その技術力をさらに磨き上げ、次元を一つ引き上げていた。

 ソリッドな3Nゴールド製ダイヤルが見せる立体的な奥行きは、驚異的の一言に尽きる。中央のギョーシェパターンと、ファセット(面取り)および鏡面仕上げが施された楔(くさび)型の植字インデックスが並ぶエリア。それらを隔てる装飾的な同心円のライン「フィレ・ソータン(filet sautant:境界の刻み目模様)」に目を凝らしてほしい。このパターンは、ミニッツ用のレールウェイ目盛の両脇にも再び姿を現す。

 その結果、ダイヤルの中心から外側に向けて3つのまばゆい光の輪(ハロ)が放射状に広がり、さながら純金の泉から湧き出る至高の波紋のような視覚効果をもたらしている。また、オリジナルデザインへの回帰によってパワーリザーブ・インジケーターが12時位置へと戻されたため、この要素における奥行き感を最大限に高めることにも、並々ならぬ拘りが注がれた。

中央のギョーシェ彫り模様を区切る装飾的な同心円(フィレ・ソータン)が、シュマン・ド・フェール(レールウェイ目盛)の両側にも再び現れ、文字盤全体に3つの輝かしい輪(ハロ)を描く。(©Revolution)

 私がお気に入りのディテールの一つが、残り1日分のパワーリザーブを示す、立体的な極小のハッシュマーク(目盛)である。非常にシャープなエッジで表現されたこのマークは、レーザー彫刻によってのみ実現可能なものだ。

 何世紀も続く伝統技法であるギョーシェ彫りと、現代の先端テクノロジーが、この一枚のダイヤルの上で見事に融合しているという事実に私は深く魅了される。一時は、この目盛をレッドで強調する案も議論に上った。しかし最終的に私たちは、ローズエンジン旋盤(エンジンターン)と切削プロセスがもたらす圧倒的な質感の豊かさに、このきわめてクールなレーザー彫刻のディテールを組み合わせ、余計な色を加えず素材そのものの魅力を雄弁に語らせることに決めたのである。

ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディションのムーブメントは、伝統的な仕上げ技術とレーザー彫刻によるディテールが特徴である。(©Revolution)

 豊かな装飾技法にダイナミックなコントラストをもたらしているのが、鏡面仕上げとファセット(面取り)が施された、ホワイトゴールド製ドーフィン針の放つ強烈な躍動感である。

 さらに、パワーリザーブおよびデイト表示にも、同じくホワイトゴールド製のアロー型(矢印型)の針が採用されている。なお、インジケーター上には追加の1日分が加えられており、合計で9日間のパワーリザーブを示す仕様となっている。

限定20本(シリアルナンバー入り)、価格は32,500スイスフラン/税抜(©Revolution)

 ショパール L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディションは、わずか20本のみが限定生産され、価格は税別32,500スイスフラン(CHF)となる。 この四半世紀という歳月を経て、この初代デザインの存在価値が真に高まったと言えるのか否か。——それに応えるのは、読者である時計を愛する諸氏、あなた方自身のほかにいない。

手彫りギョーシェの3Nゴールド文字盤、9日間パワーリザーブ表示付き。2000年当時のプロポーションを忠実に再現。

スワンネック型レギュレーター、ジュネーブシール、コート・ド・ジュネーブ仕上げのCal.98.01-L、限定20本。

Tech Specs

ショパール〈L.U.C クアトロ レボリューション リ・エディション〉 ムーブメント手巻き Cal. L.U.C 98.01-L(9日間パワーリザーブ) 機能時、分、スモールセコンド、日付、パワーリザーブ ケース38mm×9.54mm/ルーセントスティール™/30m防水 ダイヤル3Nイエローゴールドにギョーシェ彫りを施したメイン文字盤/凧形のアプライドインデックス ストラップブラウンのカーフスキンレザー/ラグ幅19mm、バックル幅16mm 価格:税抜 32,500スイスフラン/限定 20本

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