IWCを愛用するエド・シーランの腕元で鮮烈なデビューを飾ったIWCシャフハウゼンの最新作は、高い人気を誇る〈ポルトギーゼ・クロノグラフ〉を驚くほど大胆にブラック
The IWC Portugieser Chronograph Ceratanium emerges from the shadows
漆黒のIWC〈ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム®〉
IWCを愛用するエド・シーランの腕元で鮮烈なデビューを飾ったIWCシャフハウゼンの最新作は、高い人気を誇る〈ポルトギーゼ・クロノグラフ〉を驚くほど大胆にブラックアウトした、至高の意欲作である。
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by Felix Scholz . Feb 26, 2026 |
1930年代の誕生から、1993年の本格的なコレクション化に至るまで、IWCの<ポルトギーゼ>は常に汎用性の高さを持ちながらも、どちらかと言えばドレスウォッチに近い気品を湛えた存在であった。しかし、今回登場した最新作は、その既成概念を鮮やかに覆したのだ。<ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム®>は、このモデルを深淵なる“漆黒の闇”の中へと解き放ったのである。

▲IWC 〈ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム®〉
見慣れたシルエットが黒に染まった姿に、最初は多少の違和感を覚えるかもしれないが、一度その魅力を理解すれば、デザインとしての高い完成度に異を唱える者はいないだろう。
まだご存じない方のために説明しておくと、セラタニウム®はIWC独自の素材である。これはチタニウムにセラミックの特性を持たせたもので、両素材の数々の利点を融合させているだけでなく、コーティングに頼ることなく時計全体をブラックに仕上げることを可能にしたのだ。
これまでセラタニウム®は“パイロット・ウォッチ”コレクションの代名詞であったが、今回、その革新的な素材が実用性の領域を越え、〈ポルトギーゼ〉が象徴するタイムレスな造形美と、見事な融合を見せているのだ。

▲IWC独自の素材、セラタニウム®
もちろん、スポーツウォッチとしての資質も十分に備わっている。クロノグラフという機能に加え、ブラックのラバーストラップを装着したその佇まいには、高いパフォーマンスが秘められている。プッシュボタンやリューズ、さらにはバックルに至るまで、すべてを漆黒のセラタニウム®で統一した外装が、その力強いエネルギーをさらに引き立てているのだ。

1998年に初めて発表された〈ポルトギーゼ・クロノグラフ〉の新たな解釈について、IWCのクリエイティブ・ディレクター、クリスチャン・クヌープは次のように語る。
「クリーンで純粋、そして時代に左右されない美しさを持つ〈ポルトギーゼ・クロノグラフ〉に、私は当初から魅了されてきた。このユニークなデザインと、我々の最も重要な素材革新の一つであるセラタニウム®を組み合わせることができ、胸が高鳴っている。今回のオールブラック仕様は、これまでの試みとは一線を画すものだ。クロノグラフの純粋な造形を強調し、その特徴的なシルエットから目をそらせるものを一切排除している」
当然ながら、ブラックを纏ったのはケースパーツだけではない。オールブラックを標榜するならば、それは徹底されるべきだ。ケースのみならず、文字盤、アプライドのインデックス、そしてこのモデルの象徴であるリーフ針に至るまで、すべてがブラックで統一され、前述のラバーストラップがそれを補完する。
特筆すべきは、多くのオールブラック・ウォッチとは異なり、このポルトギーゼには夜光塗料が一切使用されていない点だ。暗所での視認性という点では課題があるかもしれないが、この時計の本質はそこにはない。すべては“情緒(バイブス)”のためなのだ。
搭載されるムーブメントは、IWC自社製キャリバー69355。このモデルにふさわしく、スモーク仕上げのサファイアガラス製ケースバック越しにその姿を拝むことができる。
IWCの人気モデルに新たなヴィジョンを示したこのタイムピースは、世界限定1,500本。驚きに満ちた2026年の新作展開、その幕開けを飾る象徴的な一作となるに違いない。

Tech Specs
IWC〈 ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム®〉 ムーブメント:自動巻き、 IWC自社製キャリバー 69355、パワーリザーブ46時間 機能: 時・分表示、クロノグラフ ケース: セラタニウム®(径41mm × 厚さ13.1mm)、3気圧(30m)防水 文字盤: ブラック ストラップ: ブラックのラバーストラップ、セラタニウム®製ピンバックル 販売数: 世界限定1,500本 価格:¥2,203,300
Brands:IWC Schaffhausen
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