Chopard Mille Milglia Classic Chronograph Japan Racing White: From Brescia to Tokyo
ショパール〈ミッレ ミリア〉日本限定クロノグラフが登場
1927年にイタリアで誕生した伝説の公道レース、ミッレ ミリア。その歴史と1988年以来歩みをともにするショパールが、日本のレーシングカラーをまとった〈ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ジャパン レーシング ホワイト〉を発表した。東京・代官山で開催されたローンチイベントを通じて、世代を超えて受け継がれる自動車への情熱と、日本限定100本の新作に込められた意匠をひもとく。
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by Revolution Japan. Oct 18, 2026 |
伝説のレース、ミッレ ミリアとは?
1927年、イタリアで自動車レース「ミッレ ミリア」が誕生した。北部のブレシアからローマへ向かい、再びブレシアに戻る約1,600kmの道のり。街と街を結ぶ公道で、ドライバーの腕と自動車の性能を競うこのレースは、やがてモータースポーツの歴史に名を刻むことになる。
初回大会では、雨や霧、未舗装路の砂ぼこりが参加者を待ち受けていた。優勝車が全行程を走り切るまでにかかった時間は約21時間。長い距離を速く、確実に走ることが大きな挑戦だった時代に、ミッレ ミリアは自動車の可能性を示した。

▲ミッレミリア初開催時の様子(1927年)
スピードを競うレースとしては、1957年までに24回開催。その後、1977年にヒストリックカーによる「レギュラリティ競技」として復活した。決められた時間にどれだけ正確に走れるかを競うこの競技では、ドライバーの技術に加え、時間を計る精度も重要になる。往年の名車が再び公道を走る姿は、その美しさや機械としての魅力を、今の時代に伝えている。
このミッレ ミリアを1988年から支えてきたのが、ショパールだ。ワールドスポンサー兼オフィシャルタイムキーパーとしての長い関係は、共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレのクラシックカーへの情熱から始まった。
1989年には、レーシングドライバーのジャッキー・イクスとともに出場。その後もレースをともにするなかで、ふたりは深い友情を育んできた。カール‐フリードリッヒ自身がハンドルを握り、レースの厳しさや走る喜びを味わってきた経験は、ショパールの時計づくりにも息づいている。
提携が始まった1988年には、同名のウォッチコレクション〈ミッレ ミリア〉も誕生した。自動車の計器を思わせる文字盤や、ドライビンググローブを連想させるストラップ。レースから得た着想を、腕時計の機能やデザインに取り入れてきたコレクションである。当初は出走者に向けたモデルだったが、ファンの要望を受けて一般にも販売されるようになった。
その歩みに、日本のモータースポーツを象徴する白と赤をまとった一本が加わった。新作〈ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ジャパン レーシング ホワイト〉。イタリアのレースとスイスの時計づくりを結ぶコレクションに、日本のレーシングカラーを取り入れたモデルだ。

東京・代官山にて華々しく発表
2026年10月13日、この日本限定モデルを披露するイベントが、東京・代官山のT-SITE GARDEN GALLERYで開催された。書籍やアート、デザインに加え、自動車文化とも縁の深いこの場所で、ショパールとモータースポーツのつながりが紹介された。
来日したのは、ショパールファミリーの次世代を担うカール‐フリッツ・ショイフレ。オートオルロジュリー部門のチーフ・オブ・スタッフとして、父カール‐フリードリッヒとともに時計製造に携わる彼が、約50名の国内プレス関係者を迎えた。
プレゼンテーションでは、幼い頃から父と親しんできたミッレ ミリアの思い出を披露。レースで感じる興奮や高揚感を、直径40.5mmの腕時計にどう表現するか。新作に込めた思いと、その時計づくりについて語った。

会場には、ミッレ ミリアの歴史を伝える貴重な一台も展示された。1953年式の「フィアット 1100 TV ザガート」だ。後方へなだらかに続くファストバックのシルエットと、職人の手で成形された軽量なアルミニウムボディが特徴の、小型スポーツクーペである。
ショパールの発表によると、製造されたのは約15台。展示車両は1954年から1955年にかけてエリオ・ザガート博士が所有し、1956年にはミッレ ミリアに出場したという。
ザガート社のチーフ・コマーシャル・オフィサーで、工学博士でもあるマルセル・吉田も登壇。ものづくりに注ぐ情熱や、歴史と伝統を大切にする姿勢など、ショパールとザガートに共通する価値観について語った。

▲ショパールファミリーの次世代を担うカール‐フリッツ・ショイフレ(右)とザガート社のチーフ・コマーシャル・オフィサー、マルセル・吉田。
さらに、両社の協業によって2026年に発表された時計〈ザガート ラボ ワン コンセプト〉も展示。往年のスポーツカーと最新の時計が並ぶ会場は、自動車と時計、それぞれの分野で受け継がれてきた技術と、新しい表現への挑戦を伝えていた。
日本でしか入手できない一本
そして、この日の主役となる〈ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ジャパン レーシング ホワイト〉が披露された。日本のモータースポーツの歴史を、色とディテールで表現した一本だ。
目を引くのは、ポーセリンホワイトのラッカー仕上げ文字盤。日本の競技車両に用いられてきた伝統的なレーシングカラーに着想を得て、白を基調に、日の丸を思わせる赤を配している。
ブラックのアラビア数字と目盛りが文字盤を引き締め、赤いクロノグラフ秒針とミッレ ミリアのアローロゴがアクセントを添える。4時と5時の間に置かれた日付表示も、白地に赤い数字で統一した。

直径40.5mmのケースには、ショパール独自のステンレススティール合金、ルーセントスティール™を採用。ベゼルやリューズ、ラグには光沢のあるポリッシュ仕上げを施し、落ち着いたサテン仕上げのケースサイドと対比させている。リューズに刻まれたステアリングホイールや、自動車のペダルをヒントに滑り止めのローレット加工を施したプッシャーにも、クルマとのつながりが見て取れる。
ふくらみを持たせたグラスボックス形状のサファイアクリスタルは、文字盤に奥行きを与え、クラシックな雰囲気を引き立てる。ストラップは、赤いステッチを添えたパンチング加工のブラックカーフスキン。ドライビンググローブやレーシングカーの内装を思わせる仕立てが、時計全体の印象をまとめている。
搭載するのは、COSC認定の自動巻きクロノグラフムーブメント。毎時28,800振動で駆動し、54時間のパワーリザーブを備える。文字盤には、3時位置にスモールセコンド、6時位置に12時間積算計、9時位置に30分積算計を配置。タキメータースケールも備え、クロノグラフらしい機能的な表情に仕上げた。時分針とアラビア数字にはグレードX1のスーパールミノバ®を施し、暗い場所での視認性にも配慮している。
裏側にも、日本限定モデルならではの意匠がある。サファイアクリスタル製のケースバックに描かれたのは、交差するチェッカーフラッグと日本国旗。その奥には、自動巻きムーブメントの姿を見ることができる。リファレンスは168619-3022。日本国内のみで販売される100本限定モデルだ。
イタリアの公道で育まれたレースと、スイスの時計づくり。その結びつきに日本のレーシングカラーを加えた新作は、モータースポーツの歴史を日常の手元で楽しめる一本といえる。かつてミッレ ミリアを走った名車と、新しいクロノグラフが並んだ代官山の会場には、ショパールが長年にわたって育んできた、自動車への情熱が表れていた。
Tech Specs
ショパール〈ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ ジャパン レーシング ホワイト〉
ムーブメント:自動巻き、37石、毎時28,800振動、パワーリザーブ54時間、COSC認定 文字盤:ポーセリンホワイトのラッカー仕上げ、時分針とアラビア数字にグレードX1スーパールミノバ® 機能:時・分・秒表示、日付表示、クロノグラフ(30分・12時間積算計)、タキメータースケール ケース:ルーセントスティール™、直径40.5mm、厚さ12.88mm、シースルーケースバック、50m防水 ストラップ:赤いステッチ入りパンチング加工ブラックカーフスキン、ルーセントスティール™製ピンバックル リファレンス:168619-3022 日本限定100本 ¥1,694,000
Brands:Chopard
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