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ロボットと時計が融合 MB&F〈HM12 ザ・ガーディアン〉

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 MB&Fが発表した〈HM12 The Guardian〉は、腕時計とロボットを融合させた前例のない作品だ。フライングトゥールビヨンやジャンピングアワーに加え、表情を変える可動式フェイスシールドを搭載。ブランド創設30周年へ向け、MB&Fの原点であるSFと機械への憧憬を凝縮した一作となっている。。

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MB&F Unveils HM12 The Guardian, a Robot Companion for the Wrist

ロボットと時計が融合 MB&F〈HM12 ザ・ガーディアン〉

MB&Fが発表した〈HM12 The Guardian〉は、腕時計とロボットを融合させた前例のない作品だ。フライングトゥールビヨンやジャンピングアワーに加え、表情を変える可動式フェイスシールドを搭載。ブランド創設30周年へ向け、MB&Fの原点であるSFと機械への憧憬を凝縮した一作となっている。

by Revolution Japan. June 21, 2026

 MB&Fが、ブランド創設30周年へ向けた新たなマイルストーンとなる〈HM12 The Guardian〉を発表した。ロボット型のディスプレイスタンドと腕時計を融合させた前代未聞のコンセプトであり、MB&Fが20年以上にわたって追求してきた“オロロジカル・マシン”の思想を凝縮した作品である。

 最大の特徴は、時計そのものがロボットの頭部として設計されている点だ。ジャンピングアワーとトレイルミニッツ表示を両目に見立て、中央にはフライングトゥールビヨンを配置。さらにロボットの表情を覆い隠す可動式の“フェイスシールド”を搭載することで、まるでSF作品に登場するキャラクターのような存在感を獲得している。

 このフェイスシールドは単なる装飾ではない。独立した機械システムとして設計され、200点以上の部品で構成される専用メカニズムを備える。左側のクラウンを操作するとシールドが円弧を描くように開閉し、顔を完全に露出させることも、一部だけを見せることも可能だ。MB&Fはこれを“コンプリケーション”であると同時に、“物語を語るための機構”と位置付けている。

 ムーブメントは完全自社開発。646個の部品から成る自動巻きキャリバーは84時間のパワーリザーブを備え、フライングトゥールビヨン、インスタントジャンピングアワー、トレイルミニッツ表示を搭載する。ケースはグレード5チタン製で、サイズは49.3×43.6mm。頭部にあたる部分にはサファイアクリスタルが用いられ、あらゆる角度からトゥールビヨンを鑑賞できる構造となっている。

 興味深いのは、その裏側だ。正面が未来的なSF世界を表現しているのに対し、ケースバック側は伝統的な高級時計の文法に則った仕上げが施される。手作業によるグレイン仕上げや磨き込まれたブリッジに加え、独立時計師カリ・ヴティライネン率いるチームによるドーム状ギヨシェ装飾も採用。未来と伝統という、MB&Fがこれまで追求してきた二つの価値観を一体化している。

 さらに本作は時計単体では完結しない。付属する高さ約38cmのロボット「The Guardian」と組み合わせて初めて完成する。L’Epée 1839が製作したこのロボットは755個のパーツで構成され、胸部には機械式温度計を内蔵。片腕にはムーブメント観察用のルーペ、もう一方にはスーパールミノバを発光させるUVライトを備える。時計はストラップから簡単に取り外し、ロボットの頭部へ装着することが可能だ。

〈HM12 The Guardian〉はブルー、パープル、グリーンの3色展開。それぞれ12セットのみ製作され、総生産数はわずか36セットに限定される。

 2005年の創業以来、MB&Fは宇宙船や航空機、自動車、動物などをモチーフにした独創的なオロロジカル・マシンを発表してきた。しかし〈HM12 The Guardian〉は単なる新作ではない。創業者マキシミリアン・ブッサーが幼少期から愛してきたロボットへの憧憬と、ブランド創設時から掲げてきた「クリエイティブな大人とは、生き残った子どもである」という哲学を、かつてないスケールで具現化した作品と言えるだろう。MB&Fが30周年へ向けて掲げる、新たな宣言でもある。

Brands:MB&F

Brand:Rolex

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