2022年に登場した〈トンダ PF スケルトン〉が、より華やかな装いで帰ってきた。新作は、2024年にも採用された「ミラノブルー」のオープンワーク・ブリッジに、18Kローズゴールドのケースとブレスレットを組み合わせたもの。光の角度によって表情を変える深いブルーと温かなローズゴールドが、手仕上げされた自動巻きキャリバーPF777の構造美を際立たせる。パルミジャーニ・フルリエらしい抑制の効いたラグジュアリーに、メカニカルな魅力を加えた 世界限定30本モデルである。
Inner Beauty
内なる構造美——パルミジャーニ・フルリエ〈トンダ PF スケルトン〉
2022年に登場した〈トンダ PF スケルトン〉が、より華やかな装いで帰ってきた。新作は、2024年にも採用された「ミラノブルー」のオープンワーク・ブリッジに、18Kローズゴールドのケースとブレスレットを組み合わせたもの。光の角度によって表情を変える深いブルーと温かなローズゴールドが、手仕上げされた自動巻きキャリバーPF777の構造美を際立たせる。パルミジャーニ・フルリエらしい抑制の効いたラグジュアリーに、メカニカルな魅力を加えた 世界限定30本モデルである。
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by Joyceline Tully . Aug 31, 2026 |
パルミジャーニ・フルリエにとって、2026年は素晴らしい一年となっている。4月のウォッチズ&ワンダーズでは、〈トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ〉が大きな注目を集めたほか、ブランド創設30周年を記念する3本の〈トリック〉も発表された。そして今週後半に開幕するジュネーブ・ウォッチ・デイズを前に、メゾンは2022年に登場した実力派モデルに化粧直しを施した。〈トンダ PF スケルトン〉——その魅力をさらに際立たせる新たな装いでの復活だ。

▲パルミジャーニ・フルリエ〈トンダ PF スケルトン〉(©Revolution)
〈トンダ PF スケルトン〉が初めて発表されたのは2022年のことだった。〈トンダ PF GMT ラトラパンテ〉、〈トンダ PF フライングトゥールビヨン〉とともに登場したこのモデルは、CEOのグイド・テレーニが推し進めてきた「クワイエット ラグジュアリー革命」の第2章を象徴する存在でもあった。
デビュー時には、プラチナ950製ベゼルを備えたステンレススティール仕様と、18Kローズゴールド仕様の2モデルを展開。いずれも、新開発の自動巻きオープンワーク・キャリバー PF777を搭載していた。パルミジャーニ・フルリエ日本公式サイトでも、2022年の〈トンダ PF スケルトン〉はこの2仕様で登場し、新しいキャリバー PF777を搭載したことが確認できる。

▲左:〈トンダ PF スケルトン〉ローズゴールド/グラファイト(2022年) 右〈トンダ PF スケルトン〉ステンレススティール/グラファイト(2022年)

▲ 2026年モデルのキャリバー PF777。
〈トンダ PF スケルトン〉は、オープンワークのダイヤルとサファイアクリスタル製ケースバックを通して、内部機構を存分に眺められるモデルだ。時刻の読み取りやすさのため、ダイヤル上にはチャプターリングのみを残している。その内側には、流れるような空間と丹念に造形されたブリッジが織りなす、緻密なオープンワークが広がる。
ブリッジにはサンドブラスト仕上げと縦方向のサテン仕上げを交互に施し、エッジには面取りを加え、その斜面を鏡面に磨き上げることで、さらなる奥行きを生み出している。光はところどころでダイヤルを貫き、キャリバーを抜けてケースバック側のサファイアクリスタルにまで届く。その過程で、随所に施された丹念な手仕事と仕上げを鮮やかに浮かび上がらせる。
今年のモデルでは、2024年にプラチナケースとの組み合わせで登場した「ミラノブルー」が再び採用された。今回は、深く鮮烈なブルーのブリッジに、柔らかく温かな色合いのローズゴールドを組み合わせている。ブルーは、造形されたブリッジの輪郭を損なわないようALD(原子層堆積法)によって着色されており、周囲の光や見る角度によって、鮮やかな輝きから深く沈み込むような表情にまで変化する。

▲ミラノブルーとローズゴールドが生み出す、華やかなコントラスト(©Revolution)
ブリッジの下に収められた輪列、香箱、脱進機にはロジウムメッキが施され、ネジも同系色で統一。華やかな外観とは対照的に、機構部分はダークな表情にまとめられている。一方、手作業で取り付けられた18Kローズゴールド製インデックスと、同じくローズゴールド製のスケルトン・デルタ針は、その上にくっきりと浮かび上がる。
グラファイトのブリッジにステンレススティールまたはローズゴールドを組み合わせた初期モデルや、ミラノブルーとプラチナの組み合わせだった従来作と比べれば、今回のモデルは明らかに華やかでグラマラスだ。それでも、派手ではなく〈トンダ PF〉が掲げてきた「控えめなラグジュアリー」という美学の範囲に、きちんと収まっている。

▲パルミジャーニ・フルリエ〈トンダ PF〉ファミリーを象徴する、人間工学に基づきに造形されたラグ(©Revolution)
12時位置にはパルミジャーニ・フルリエのロゴが配され、そのすぐ下には直列に配置された2つのオープンワーク香箱のうちのひとつが覗く。この2つの香箱が4Hzで駆動するムーブメントへ安定したトルクを供給し、約60時間のパワーリザーブを実現している。
従来モデルと同様、スケルトン構造によって主ゼンマイが巻き上がり、ほどけていく様子を、ダイヤル側とケースバック側の両面から眺めることができる。機構そのものの動きを見ることができる〈トンダ PF スケルトン〉ならではの楽しみだ。

▲12時位置に配されたパルミジャーニ・フルリエのロゴ(©Revolution)
キャリバーは、サファイアクリスタル製ケースバック越しに鑑賞できる。18Kローズゴールド製ローターはスケルトン加工され、ポリッシュ仕上げとブラッシュ仕上げを使い分けることで、豊かなコントラストを生み出している。その中心にはPFロゴが配され、ムーブメントの視覚的な主役となっている。
そしてダイヤル側と同様、ケースバック側でも手仕上げの美しさはすばらしい。オープンワークによって構造を見せ、仕上げの質感までしっかりと際立たせる点に、パルミジャーニらしい「完璧さ」が見て取れ。

▲18Kローズゴールド製ローターと、その中心に配されたPFロゴ(©Revolution)
そのほかにも〈トンダ PF スケルトン〉には、〈トンダ PF〉ファミリーのディテールが随所に受け継がれている。ラグから滑らかにつながる一体型ブレスレットは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げを巧みに組み合わせ、しなやかな装着感と立体的な表情を生み出している。さらに、手作業によるローレット加工を施したベゼルには繊細な縦溝が刻まれ、光を受けるたびに控えめな輝きを放つ。これらはいずれも〈トンダ PF〉を特徴づけるデザインコードだ。
そして、インテグレーテッド・スポーツウォッチとしての実用性も十分だ。防水性能は100m。エレガントな仕立てと日常使いに耐える機能性を両立している点も、〈トンダ PF〉ファミリーの魅力である。

▲ パルミジャーニ・フルリエ〈トンダ PF スケルトン〉(©Revolution)
Tech Specs
パルミジャーニ・フルリエ〈トンダ PF スケルトン〉 ムーブメント:自動巻きキャリバー PF777、パワーリザーブ約60時間 機能:時、分 ケース:18Kローズゴールド、40mm、100m防水 ダイヤル:ミラノブルー、オープンワーク ブレスレット:18Kローズゴールド、フォールディングクラスプ 限定数:30本 ¥15,807,000(予定価格)
Brands:Parmigiani Fleurier
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