エナメルダイアルで知られるグラスゴーの独立系ブランド、アンオーダインが、〈モデル 1〉に自社製ポーセリンダイヤルを採用した新作を発表した。今回の主役は素材だけではない。『ヴァニティ・フェア』やフランク・オーシャンとの仕事でも知られるタイポグラフィデザイナー、キア・タスビグーと協業し、ブレゲや日本の陶磁器文化から着想した独自の数字書体をデザイン。艶やかな白磁の質感と、クラシックでありながら新鮮なタイポグラフィを組み合わせ、〈モデル 1〉にこれまでとは異なる表情を与えている。
anOrdain’s Latest Model 1 Porcelain Features a Dial Designed with Kia Tasbihgou
陶磁器とタイポグラフィ——アンオーダイン〈モデル1ポーセリン〉
エナメルダイアルで知られるグラスゴーの独立系ブランド、アンオーダインが、〈モデル 1〉に自社製ポーセリンダイヤルを採用した新作を発表した。今回の主役は素材だけではない。『ヴァニティ・フェア』やフランク・オーシャンとの仕事でも知られるタイポグラフィデザイナー、キア・タスビグーと協業し、ブレゲや日本の陶磁器文化から着想した独自の数字書体をデザイン。艶やかな白磁の質感と、クラシックでありながら新鮮なタイポグラフィを組み合わせ、〈モデル 1〉にこれまでとは異なる表情を与えている。
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by Felix Scholz. Aug 27, 2026 |
グラスゴーを拠点とする人気の独立系ウォッチメーカー、アンオーダインは、スイス勢にも引けを取らない高品質なエナメルダイヤルで知られている。しかし、グラン・フー・エナメルのダイヤル製作には非常に手間がかかるため、生産数には限りがあり、その一方で需要は大きい。7人のエナメラーが一日中に製作にあたっていても、生産できるダイヤルは月に約50枚にとどまる。

2022年、アンオーダインは磁器製ダイヤルの自社生産に乗り出した。ただし、それは一般的な磁器製ダイヤルとは少し異なる。多くの磁器製ダイヤルが、あらかじめ製造されたジルコニアセラミックのシートをプレス成形し、パッド印刷して作られるのに対し、アンオーダインはより手間のかかる伝統的な方法を選んだ。
粘土を素材に、伝統的な陶芸技法を用いて製作しており、月産は約300枚。ただし焼成後の不良率は非常に高く、最大で90%が製品基準を満たさないという。
その厳しい選別をくぐり抜けたダイヤルは、見事な仕上がりを見せる。艶やかで有機的な質感は、アンオーダインのケースによく馴染む。この磁器製ダイヤルはまず〈モデル 2〉で登場したが、今回はよりドレッシーな〈モデル 1〉に採用された。

とはいえ、今回の主役はダイヤル素材そのものというより、そこに施されたプリントとタイポグラフィだ。アンオーダインは、『ヴァニティ・フェア』やフランク・オーシャンとの仕事でも知られるタイプデザイナー、キア・タスビグーと協業。新鮮でありながら、どこか親しみを感じさせる専用書体を生み出した。
ブレゲへのオマージュや日本の陶磁器文化からの着想に加え、大ぶりなアワーマーカー、途中で途切れるシュマン・ド・フェールを組み合わせることで、明るく視認性が高く、それでいて何より美しいダイヤルに仕上げている。

もちろん、見どころはダイヤルだけではない。ステンレススティール製ケースは直径38mm、厚さ11mmで、ストラップ幅は18mm。ムーブメントは、ラ・ジュー・ペレ製キャリバーG101の標準仕様、またはより装飾を施した仕様から選ぶことができる。
発売時には70本が用意され、その後は毎月一定数が公式サイトで販売される予定だ。
Tech Specs
アンオーダイン〈モデル 1 ポーセリン〉 ムーブメント:ラ・ジューペレ製キャリバーG101、自動巻き、2グレードを用意 機能:時、分、秒 ケース:ステンレススティール、38 × 46 × 11mm、50m防水 ダイヤル:ホワイトの釉薬仕上げ磁器 ストラップ:18mmレザー 価格:2950米ドル(G101)/3400米ドル(A1)
Brands: anOrdain・
