ショパール広告バナー

宝飾ロレックス〈デイトナ〉誕生からレインボーまで

Reference

宝石をあしらったロレックスやストーンダイアルの世界を掘り下げる。ヴィンテージ・ロレックスの専門家・コレクター・ライターであるロス・ポヴェイとプッチ・パパレオが、宝飾スポーツロレックスの誕生と進化を振り返りながら、ひときわ華やかなデイトナの魅力に迫る。

Reference

The Rolex Bling Thing — Daytona Days

宝飾ロレックス〈デイトナ〉誕生からレインボーまで

宝石をあしらったロレックスやストーンダイアルの世界を掘り下げる。ヴィンテージ・ロレックスの専門家・コレクター・ライターであるロス・ポヴェイとプッチ・パパレオが、宝飾スポーツロレックスの誕生と進化を振り返りながら、ひときわ華やかなデイトナの魅力に迫る。

by Ross Povey. Dec 19, 2019

宝飾ロレックスの黎明期

 長年にわたり、多くの時計愛好家たちが好んできたのは、ステンレススティール製のダイバーズウォッチや手巻き式デイトナ、そして時折プラチナやイエローゴールドのデイデイトだった。

 しかし近年、その流れに変化が起きている。プレシャスメタル製のスポーツロレックスの人気は急上昇中だ。かつては少し揶揄する意味で使われていた「ブリング(Bling)」という言葉も、いまではロレックスの華やかなモデルを称賛する表現として使われるようになった。

 これまで宝石や天然石による装飾は主に〈デイトナ〉や〈デイデイト〉に見られたが、最近では〈サブマリーナー〉や〈GMTマスター〉にもそうしたモデルが登場している。これは一時的なブームなのか、それともコレクターたちが新たな魅力を求め始めているのか。その背景を探っていこう。

 ロレックスが時計にダイヤモンドを用いるようになったのは、決して最近のことではない。1950年代には、シンプルなオイスターモデルの一部において、アワーマーカーへ小粒のラウンドブリリアントカット・ダイヤモンドをセットしていた。

 しかし、宝飾ロレックスへの道を本格的に切り開いたのは、1960年代前半から半ばにかけてのデイデイトである。ロレックスはダイヤモンドベゼルを備えたデイデイトをラインナップに加え、多くの場合、ダイヤモンドをあしらった文字盤を組み合わせた。

 そして1970年代半ばになると、宝飾デイデイトはさらに大胆な進化を遂げる。その象徴が、ホワイトゴールド製の“オクトパス・サファイア”Ref. 1804だ。

 この時計は、決して控えめな人のためのモデルではない。圧倒的な存在感を放つプレジデントブレスレットには、各リンクの両側に大粒のブリリアントカット・ダイヤモンド、その間にバゲットカット・サファイアがセットされている。

 さらにケースには46個のブリリアントカット・ダイヤモンドを配したベゼルを装備し、文字盤にもブリリアントカットとバゲットカットのダイヤモンドによるインデックスが施されていた。

 まさにロレックスが宝飾時計の世界へ本格的に踏み込んだことを示す、象徴的な1本であった。

ブレスレットを彩るブリリアントカット・ダイヤモンドから“オクトパス”の愛称で呼ばれる、希少な〈デイデイト〉Ref. 1804。

 1980年代に入っても、この流れは続いた。その代表例が“ラッキー・ホイール”Ref. 18188Aである。ベゼルにはバゲットカットのサファイア、ルビー、エメラルド、そしてダイヤモンドがセットされており、忘れられないほどの華やかさを放つ。

 1990年代になっても、ロレックスの宝飾技術に衰えは見られなかった。むしろジェムセッティングは、この時代にはすでにブランドを象徴する要素のひとつとなっていた。

 その好例がイエローゴールド製の“ジャックポット”Ref. 18338である。ケースサイドにはブリリアントカット・ダイヤモンドが贅沢にセッティングされている。

 一方、スターン社が製造した文字盤も見どころだ。外周と中央部分にはパヴェダイヤモンドが敷き詰められ、その間をブルーエナメルで彩られたアワーマーカーが区切る。宝石、エナメル、そしてゴールドが見事に調和した、まさにロレックスの宝飾時計を代表する1本である。

宝飾スポーツロレックスの誕生

 長年にわたり、ロレックスの頂点に君臨していたのはデイデイトだった。特別な仕様のモデルには驚くほどの価格が付けられ、大統領や財界人、そして裕福なプレイボーイたちのための時計として知られていた。

 一方で、スポーツモデルは本来、その名の通りスポーツやプロフェッショナルユースのために設計されたものだった。

 しかし1979年、ロレックスは常識を覆す1本を発表する。宝石をあしらったスポーツロレックス、GMTマスター Ref. 16758 “SARU”である。

 SARUという愛称は、サファイア(Sapphire)とルビー(Ruby)に由来するものだ。ベゼルには従来の青赤ツートン、いわゆる“ペプシ”インサートの代わりに、バゲットカットのルビーとサファイアをセット。

 さらにベゼルのアワーマーカーにはダイヤモンドが配され、文字盤も全面パヴェ仕上げとされていた。インデックスにはサファイアが用いられ、その豪華なデザインは当時大きな話題を呼んだ。現在では極めて人気の高いコレクターズアイテムとなっている。

 そして5年後、ロレックスを代表するスポーツクロノグラフである〈コスモグラフ デイトナ〉にも、宝飾モデルが登場する。それがRef. 6269とRef. 6270だ。

 Ref. 6269はブリリアントカット・ダイヤモンドを配したベゼルと、サファイアインデックスを備えたパヴェダイアルを採用。一方のRef. 6270は、バゲットカット・ダイヤモンドベゼルに加え、全面パヴェ仕上げの文字盤、サファイアインデックス、そして何より印象的なソレイユ仕上げのパープルカラーのインダイアルを備えていた。

 いずれも単なる宝飾モデルではない。手巻きデイトナのなかでも屈指の人気を誇る特別な存在である。

 もちろん、“ネアンデルタール”の愛称で知られるステンレススティール製デイトナ

や、かつてポール・ニューマン本人が所有していた“ポール・ニューマン”など、オークション市場で驚異的な結果を残したユニークピースも存在する。

 しかしRef. 6269とRef. 6270は正規生産された希少モデルであり、現在でもオークションに登場すれば高い評価を受けている。

バゲットカット・ダイヤモンドをセットしたベゼル、サファイアインデックスを備える全面パヴェダイアル、そしてパープルのインダイアルを特徴とするRef. 6270。

 華麗なるデイトナ

 1988年、自動巻きデイトナの登場によって、ロレックスは大きな転換点を迎える。それまでRef. 6269やRef. 6270で培った宝飾デイトナの手法を発展させ、スポーツウォッチとジュエリーウォッチを融合させるという新たな領域を切り開いていったのである。

 ケース径は40mmへと拡大され、リューズガードが追加された。さらに、従来のドーム型プレキシガラス風防に代わってサファイアクリスタルを採用。デイトナはより現代的で力強いスポーツウォッチへと進化を遂げた。

 そして、自動巻きムーブメントの搭載はデイトナをさらにパワーアップさせた。単なるプロフェッショナル向けクロノグラフにとどまらず、ブランドの象徴的存在となったのである。

 その結果、デイトナはスポーツウォッチでありながら最高級の宝飾技術を惜しみなく投入できるキャンバスとなり、ロレックスのラインナップにおける“王冠”へと成長していった。

▲ 全面パヴェダイアルとバゲットカット・ダイヤモンドベゼルを備えたRef. 116576 BRIL。

  自動巻きデイトナの登場と同時に、ロレックスはコンビ仕様のRef. 16523とイエローゴールド仕様のRef. 16528に、ダイヤモンドインデックスを備えた文字盤をオプションとして用意した。

 1992年には、レザーストラップを組み合わせたイエローゴールド製のデイトナRef. 16518 が発表される。

 このモデルでは、ケースとストラップの間に生じがちな隙間をなくすため、短い固定式エンドピースを採用。時計全体に一体感をもたらし、より洗練された印象に仕上げられていた。

 レザーストラップの導入に合わせて、新たなフォールディングバックルも登場する。優れたロレックス独自のフリップロック機構を備えたこのバックルは調整範囲が広く、アリゲーターやリザードなどさまざまなストラップに対応した。その後、ストラップの選択肢は年を追うごとに拡充されていく。

 さらに1997年には、ホワイトゴールドケースにレザーストラップとフォールディングバックルを組み合わせたRef. 16519が加わった。

 ロレックスはこうしたレザーストラップ仕様のデイトナを舞台に、さらに華やかな宝飾表現を取り入れていく。

 これらの特別仕様モデルには、しばしばバゲットカットの宝石をセットしたベゼルが採用された。レザーストラップ仕様では、バゲットカット宝石ベゼルを備えたモデルとしてRef. 16588やRef. 16589が知られている。

 また、ブレスレット仕様のイエローゴールド製デイトナでは、バゲットカットの宝石ベゼルを備えたモデルはRef. 16568として知られている。

ベゼルにバゲットカット・エメラルドをセットした〈デイトナ〉Ref. 16568 EMRO。

 2000年にロレックスが自社製ムーブメント搭載のデイトナを発表すると、こうしたリファレンス体系も引き継がれた。ただし、新世代モデルではリファレンス番号の先頭に「1」が追加されることになる。

 例えば、ゼニス製ムーブメントを搭載したホワイトゴールド製デイトナRef. 16589は、自社製Cal. 4130を搭載した2000年以降のモデルでは Ref.116589となった。

 また、ベゼルの仕様を表すものとして、“SARU”などの愛称が転じ、リファレンス番号の後ろに付く3〜4文字のアルファベットコードが定着した。

 主なコードは以下の通りである。

EMRO:バゲットカット・エメラルドベゼル

SAFU:バゲットカット・フューシャサファイアベゼル

BRIL:バゲットカット・ダイヤモンドベゼル

SAPH:バゲットカット・ブルーサファイアベゼル

RUBI:バゲットカット・ルビーベゼル

SACO:バゲットカット・コニャックサファイアベゼル

RBR:2列に並ぶ計124個のラウンドブリリアントカット・ダイヤモンドベゼル

SALV:バゲットカット・バイオレットサファイアベゼル

4RU:4つのバゲットカット・ルビーと36個のブリリアントカット・ダイヤモンドを組み合わせたベゼル

12SA:12個のバゲットカット・ブルーサファイアと48個のバゲットカット・ダイヤモンドを組み合わせたベゼル

TBR:36個のバゲットカット・ダイヤモンドベゼル

RBOW:36個のグラデーションカラーのサファイアをセットした“レインボー”ベゼル

 これらのコードは、ロレックスが宝飾デイトナの世界をいかに細分化し、多彩なバリエーションを展開していったかを物語っている。

バゲットカット・ルビーベゼル、全面パヴェダイアル、そしてルビーインデックスを備える〈デイトナ〉Ref. 116599 RUBI。

 1998年、ロレックスはケースそのものに宝石をセッティングするという新たな試みに乗り出した。

 それまで採用されていた短い固定式エンドピースに代わり、ラグよりもわずかに長く張り出したロングエンドピースを導入。このロングエンドピースには24個のブリリアントカット・ダイヤモンドがセットされていた。

 さらに宝石を配したベゼルも進化を遂げる。従来モデルの24石に対し、36石を使用することで、セッティングされる宝石の数は50%増加した。

 こうした新世代の宝飾デイトナには、リファレンス番号の下2桁目に「9」が用いられた。例えばRef. 16599 SAPHは、ブルーサファイアベゼル(SAPH)に加え、ダイヤモンドをセットしたロングエンドピースを備えるモデルである。

 ロレックスはこの仕様によって、ベゼルだけでなくケース側面へも宝飾表現の領域を広げ、デイトナをさらに華やかな存在へと進化させていった。

ストーンダイアルのデイトナ

 特別なデイトナには、大きく分けて2つのタイプが存在した。ひとつは天然石を用いたストーンダイアル仕様、もうひとつはブリリアントカット・ダイヤモンドを敷き詰めたパヴェダイアル仕様である。

 マザー・オブ・パールを除けば、ロレックスはイエローゴールドやロレゾール(コンビ)モデルにハードストーンダイアルを採用していない。

 こうしたストーンダイアルは、基本的にレザーストラップを組み合わせたホワイトゴールド製モデルだけに与えられた。

 もっとも、ロレックスの世界には常に例外が存在する。優良顧客や正規販売店と強い関係を持つ顧客であれば、特別な文字盤を注文して取り付けてもらうことも可能だったため、興味深い一点物や極めて珍しい組み合わせのモデルも存在している。

 ストーンダイアルの製造は非常に繊細な作業だ。天然石を文字盤として使用するには、石材をごく薄く加工しなければならない。しかし、この薄い石板は極めてもろく、割れやすい。

 ロレックスはクリソプレーズやターコイズの文字盤を多めに保管しているともいわれる。これらはデイトナ ビーチRef. 116519 に採用されたが、メンテナンスの際にひび割れが見つかることも少なくないからだ。

 製造工程そのものは単純に聞こえる。まず天然石から円盤状の素材を切り出し、それを極薄になるまで研磨して真鍮製の文字盤ベースに貼り付ける。しかし実際には高度な技術と根気を要する職人仕事であり、決して簡単ではない。

 また天然素材である以上、同じ模様の文字盤はふたつとして存在しない。ひとつひとつが異なる表情を持つことこそ、ストーンダイアル最大の魅力であり、所有者にとって特別な存在となる。

 デイトナには、ソーダライト、グロッシュラー、クリソプレーズ、ターコイズ、メテオライトの5種類のストーンダイアルが用意された。

 ターコイズとクリソプレーズは、2000年から2002年まで製造されたデイトナ ビーチにのみ採用された短命な仕様である。メテオライト文字盤は自社製Cal. 4130搭載モデルでのみ展開された。一方、ソーダライトとグロッシュラーは1997年、レザーストラップ仕様のホワイトゴールド製デイトナとともに登場している。

 ソーダライトは、宝飾用の天然石として用いられる鮮やかな青色の鉱物である。対するグロッシュラーはガーネットの一種で、カルシウムとアルミニウムを主成分とする宝石だ。

 ロレックスが採用したのは赤色の個体だったが、“グロッシュラー”という名称自体は、緑色のガーネットがセイヨウスグリ(グーズベリー)に似ていたことから、その学名に由来している。

 さらに、ラピスラズリ文字盤を備えた試作デイトナも存在する。確認されている個体はわずか1本のみで、その希少性から現存するデイトナのなかでも屈指のレア度を誇るモデルとなっている。

赤いグロッシュラー文字盤と、バゲットカット・ルビーベゼルを備えた〈デイトナ〉

 レオパードからレインボーへ

 デイトナ ビーチや Ref. 16599 SAPHのような豪華な宝飾モデルがどれほど話題となろうとも、2004年に登場したRef. 116598 SACOの衝撃を予想できた者はいなかっただろう。

 コレクターたちが“レオパード”の愛称で呼ぶこのモデルは、レザーストラップ仕様のイエローゴールド製デイトナをベースとしている。48個のブリリアントカット・ダイヤモンドをセットしたロングエンドピースと、コニャックカラーのサファイアを配したSACOベゼルを備えるモデルだ。

 もっとも、SACOベゼルそのものは過去にもごく少数のモデルで採用されており、ダイヤモンドをセットしたロングエンドピースもすでに確立された仕様だった。

 このモデルを特別な存在にしたのは、文字盤とストラップである。文字盤にはシャンパンカラーのインダイアルを組み合わせ、オレンジイエローとブラックによるレオパード柄の上に8個のブリリアントカット・ダイヤモンドを配置。そしてストラップにも同様のレオパード柄が採用されていた。

 その姿は常識外れともいえるほど大胆で、発表当時は賛否が分かれた。しかし近年、その評価は変わりつつある。徐々にコレクターたちの関心が高まり、市場でも再評価の動きが見られるようになった。

 著者は、このレオパードとデイトナ ビーチこそ、将来間違いなくクラシックと呼ばれると考えている。

コニャックカラーのサファイアをセットしたベゼルとセンターリンク、さらにブリリアントカット・ダイヤモンドを配したエンドピースを備えるSACO仕様のデイトナ。

  2012年、ロレックスは再びデイトナというキャンバスを使い、自らが宝石セッティングの名手であることを証明した。

 登場したのは、ホワイトゴールド製のRef. 116599 RBOWと、イエローゴールド製のRef. 116598 RBOWである。

 これらのモデルでは、リファレンス番号の下2桁目にある「9」がケースへの宝石セッティングを示している。かつてはロングエンドピースに施されていた装飾だが、この世代ではラグ上面とリューズ両脇のケースサイドにまで拡大された。

 文字盤はブラックを基調とし、8個のブリリアントカット・ダイヤモンドをインデックスとして配置。さらにインダイアルには、“ゴールドクリスタル”と呼ばれる仕上げが採用された。まるで細かな金箔を散りばめたかのような独特の表情を見せる。

 しかし、このモデルを真に特別な存在にしているのはベゼルである。ベゼルには36個のサファイアがセットされており、その色彩は虹のように美しく連続して変化する。

 レッドからオレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、そしてバイオレットへ──。それぞれの色が違和感なく次の色へとつながるよう注意深く選別されており、まさに芸術作品と呼ぶにふさわしい仕上がりだ。

 現在、このモデルは現代ロレックスを代表する希少モデルのひとつとして高い人気を誇っている。

 2018年にはエバーローズゴールド仕様も登場した。新たにバゲットカット・サファイアのインデックスが採用され、ベゼルのレインボーカラーと完璧な調和を見せている。

 さらに、ブラックダイアル仕様では物足りないという顧客のために、全面パヴェダイアル仕様も用意された。

 まさにロレックスの宝飾技術を極めたデイトナといえるだろう。

ホワイトゴールド製のRef. 116599 RBOW“レインボー”

バーゼルワールドで発表されたRef. 116588 TBR “アイ・オブ・ザ・タイガー”。タイガーの目を思わせる大胆な文字盤デザインが特徴だ。

 光り輝くものは、すべて売れていく

 現在、市場はこうした宝飾デイトナの価値にようやく目を向け始めているようだ。いわゆるマーケットではレインボー デイトナが定価の4倍近い価格で取引されており、デイトナ ビーチのような特別モデルも、わずか18カ月前と比べて価格が2倍にまで上昇している。

 一方のロレックスも、こうした特別なモデルの展開をやめる気配はない。2019年のバーゼルワールドでは、新たに2種類のSACO仕様のデイトナが発表された。

 いずれもイエローゴールドケースを採用しており、そのひとつが新しいリファレンス番号を与えられたRef. 116578 SACOだ。オイスターブレスレットにホワイト マザー・オブ・パール文字盤を組み合わせ、ブリリアントカット・ダイヤモンドのインデックスを備える。

 もうひとつはRef. 116588 SACO。こちらはブラックのオイスターフレックスブレスレットを組み合わせたモデルである。ブラックダイアルにはダイヤモンドインデックスを配し、イエローゴールドカラーのクリスタル仕上げインダイアルを、深みのあるコニャックカラーのサファイアが囲んでいる。

「そんなモデルがあったのか」と思うかもしれないが、実際に知る人は多くなかった。というのも、これらのモデルは宝飾スポーツウォッチのカタログに掲載されていたものの、そのカタログ自体が極めて入手困難なのである。

 レインボー デイトナも、これらの新しいSACOモデルも、正規販売店を通じて入手することはほぼ不可能に近い。 もし幸運にも購入の機会を得られたなら――迷わず手に入れるべきだろう。

マザー・オブ・パール文字盤にバゲットカット・ダイヤモンドベゼルを組み合わせた〈デイトナ〉

Brand:Rolex
目次