独立時計師・浅岡肇のデザイン哲学を、より多くの時計愛好家へ届けるために生まれたKurono Tokyo。新作〈Calendrier Small Batch Release(SBR)〉では、浅岡がかねてから心惹かれてきた色=「サックスブルー」を主役に、アプライドインデックスという新たな表現を加えた。通常のリリースサイクルに縛られない、“小さな衝動”から生まれた特別な一本だ。
Kurono Tokyo Calendrier SBR: A Saxe Blue Idea Brought to Life
Kurono Tokyo〈Calendrier SBR〉浅岡肇が愛する「サックスブルー」
独立時計師・浅岡肇のデザイン哲学を、より多くの時計愛好家へ届けるために生まれたKurono Tokyo。新作〈Calendrier Small Batch Release(SBR)〉では、浅岡がかねてから心惹かれてきた色=「サックスブルー」を主役に、アプライドインデックスという新たな表現を加えた。通常のリリースサイクルに縛られない、“小さな衝動”から生まれた特別な一本だ。
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by Revolution Japan. Sep 17, 2026 |

巨匠・浅岡肇に手が届く——Kurono Tokyo
浅岡肇は日本を代表する独立時計師である。自身のアトリエで製作する時計は、そのほとんどが手作業による極少量生産で、手にできる機会は限られている。
一方、Kurono Tokyoは、浅岡が培ってきたプロポーション、色彩、タイポグラフィ、アール・デコを基調としたデザイン言語を受け継ぎながら、より多くの時計愛好家に手の届く時計を届けている。
浅岡は現在もすべてのモデルで自らスケッチやプロトタイプを手がけ、ダイアル構成から文字、ケースのプロポーション、仕上げに至るまでこだわり抜いている。浅岡の美意識と感性に触れることができる時計——それがKurono Tokyoだ。

そんなKurono Tokyoが今回発表したのが、〈Calendrier Small Batch Release (SBR)〉である。9月24日午後11時から公式ウェブサイトで世界同時発売されるこのモデルは、通常のリリーススケジュールから離れ、浅岡のふとしたアイデアと、彼自身が惹かれてやまない「サックスブルー」への思いから生まれた。
その原点は、以前発表された〈Calendrier〉に遡る。浅岡はいう。
「前回のカレンダーは文字盤がサーモンピンクでした。その際に、実は別案のサックスブルーの文字盤も候補としてありました。自分としては、両方とも大変気に入っていたのですが、前回は記念モデルだったということもあり、サーモンピンクだけリリースしたのです。しかし、サックスブルーも捨てがたく、私の勝手で販売することにしました」
その言葉には、〈Calendrier SBR〉という企画の自由な性格がよく表れている。

淡いブルーとアプライドインデックスの対比
今回のサックスブルーは、2025年に発表されたパワーリザーブモデル〈白藍(しらあい)〉にも近い淡いブルーだ。ただし、ほぼマットだった〈白藍〉に対し、〈Calendrier SBR〉では艶をおよそ7分程度まで高めている。光沢感を増すことで淡いブルーに奥行きを持たせ、アプライドインデックスとのコントラストを際立たせた。
この新作を大きく印象づけるのがアラビア数字のインデックスだ。当初はサーモンピンクモデルと同じブラックを想定していたが、浅岡はサックスブルーとクロームの輝きの組み合わせに可能性を感じ、立体的なアプライド仕様へ変更した。
その造形には、一般的なプレスによる打ち抜きではなく、「電鋳」を採用。金属を電気化学的に成形することで、通常の打ち抜き加工では難しい繊細な形状を実現し、浅岡が描いた数字のニュアンスをより忠実に表現している。
ダイアルには、月・曜日・日付を表示するフルカレンダーを配置する。ケースは直径38mm、厚さ10mmの316Lステンレススティール製で、ボックス型サファイアクリスタルを組み合わせる。搭載するのは自動巻きキャリバーMIYOTA 9122。毎時2万8800振動で、約40時間のパワーリザーブを備える。防水性能は5気圧だ。
この内容で価格は37万6750円(税込)。当然、人気の過熱が予想され、購入はひとり1点までとなっている。また、オンライン発売に先立ち、9月17日から青山サロンで実機プレビューおよび国内在住者を対象とした店頭先行予約を実施する。
通常のコレクション計画ではなく、「この色の時計を作りたい」という浅岡肇自身の純粋な衝動から生まれた一本。その自由さこそが、〈Calendrier SBR〉にKurono Tokyoらしい魅力を与えているのだ。
Tech Specs
Kurono Tokyo〈Calendrier Small Batch Release (SBR)〉 ムーブメント:キャリバーMIYOTA 9122、自動巻き、26石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約40時間 機能:時・分・秒表示、フルカレンダー(月・曜日・日付) ケース:316Lステンレススティール、直径38mm、厚さ10mm(風防含む11.5mm)、5気圧防水 風防:ボックス型サファイアクリスタル ストラップ:カーフレザー ¥376,750
Brands:Kurono Tokyo
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