IWCが、2026年シンガポール・グランプリに向けた新作〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム〉を発表した。シンガポールの国花であるヴァンダ・ミス・ジョアキムの鮮やかなパープルに彩られた一本だ。41mmのチタニウムケースと自社製キャリバー69385という基本構成はそのままに、開催地の個性を大胆なカラーで表現している。
IWC Takes Its Mercedes-AMG Petronas Team Chronograph to Singapore
シンガポールの紫を纏う——IWCとメルセデスAMGのクロノグラフ
〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム〉
IWCが、2026年シンガポール・グランプリに向けた新作〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム〉を発表した。シンガポールの国花であるヴァンダ・ミス・ジョアキムの鮮やかなパープルに彩られた一本だ。41mmのチタニウムケースと自社製キャリバー69385という基本構成はそのままに、開催地の個性を大胆なカラーで表現している。
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by Revolution . Aug 27, 2026 |
時計に土地ならではの個性を与える方法はいくらでもある。IWCがシンガポールのために選んだのは、その中でも最もシンプルな方法のひとつだ。既存のデザインのなかで、第一印象を最も強く左右する部分を変えるというアプローチである。
シンガポール・エディションとなるIWC〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム〉Ref. IW388121は、これまで確立されてきたチームウォッチの基本構成をベースに、今回はパープルのダイアルと、それに合わせたパープルのラバーストラップを採用した。
その双方に対して、おなじみのペトロナス・グリーンの数字とマーキングはそのまま残されている。一方、グレーのチタニウムケースは全体を取り囲むニュートラルなフレームとして機能し、鮮やかなカラーリングを引き立てている。

▲チームカラーであるペトロナス・グリーンとシンガポールを象徴するパープルが組み合わされている。
2022年、初開催となったマイアミ・グランプリに合わせて、IWCは〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 エディション “メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム”〉Ref. IW388108を発表した。これは、メルセデスAMG・ペトロナスとのパートナーシップのもとで誕生した初の公式チームウォッチである。
IWCは2013年から同チームのオフィシャル・エンジニアリング・パートナーを務めており、このモデルはドライバーだけでなく、マシンを支える人々のための時計としても構想された。当時のチームは、メカニックやデザインエンジニアなど、900人を超えるプロフェッショナルによって構成されていた。
デザイン面では、IW388108が、その後IWCを象徴するひとつのスタイルを確立した。サンドブラスト仕上げのチタニウムケースは、一般的なステンレススティールの明るい光沢とは異なり、工業素材らしい落ち着いたグレーの表情を見せる。ブラックダイアルには、ペトロナス・グリーンの数字やマーキング、夜光ディテールが配された。
その1年後、IWCは2度目のマイアミ・グランプリに合わせ、このデザインコードがどこまで応用できるかを試すようなモデルを発表した。Ref. IW388114では、マイアミのライフスタイルやオーシャン・ドライブを想起させる「マイアミ ピンク」のラバーストラップが採用された。

▲ 左:Ref. IW388108 (2022年) 右: Ref. IW388114(2023年)
今年のシンガポール・グランプリに向けて、IWCはメルセデスAMG・ペトロナス、そしてアディダスとの協業により、そのアイデアをさらに一歩進めた。シンガポール・エディションとなるRef. IW388121では、パープルをダイアルにまで取り入れている。
しかし、そのパープルという新たな要素を除けば、基本構成は4年前に発表されたモデルへと直接つながっている。41mmのチタニウムケース、搭載ムーブメント、3つのインダイアルを備えたクロノグラフレイアウト、随所に配されたペトロナス・グリーン、そして3時位置のデイ&デイト表示など、その設計思想は一貫している。
カラーリングの着想源となったのは、1981年からシンガポールの国花に指定されている蘭、ヴァンダ・ミス・ジョアキムだ。1893年にアグネス・ジョアキムによって生み出されたシンガポール初の蘭の交配種であり、その鮮やかな色彩、強靭さ、そして一年を通じて花を咲かせる性質は、長年にわたりシンガポールの精神を象徴するものとされてきた。
ムーブメントには、IWC自社製キャリバー69385を搭載する。伝統的なコラムホイール機構を採用した自動巻きクロノグラフで、パワーリザーブは46時間。サファイアクリスタル製ケースバック越しには、ペルラージュやコート・ド・ジュネーブが施されたムーブメントを鑑賞できる。
また、これまでのモデルと同様、パープルのラバーストラップには、工具を使わずに交換できるIWCの「EasX-CHANGE®」システムを採用している。

▲ スケルトンバックから覗くIWC自社製キャリバー69385。
2カ月足らず後、2026年シンガポール・グランプリがマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで開催される。今年は、シンガポールで初めてフォーミュラワンのスプリント・ウィークエンドが行われる予定だ。
そしてレース当日、投光照明に照らされたサーキットで、各チームのカラーがひしめくグリッドのなか、このパープルのダイアルは、開催地シンガポールの個性を映し出すかのように鮮やかな輝きを放つことだろう。
Tech Specs
IWC〈パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム〉Ref. IW388121 ムーブメント:IWC自社製キャリバー69385、自動巻きクロノグラフ、46時間パワーリザーブ 機能:時、分、曜日、日付 ケース:チタニウム、直径41mm、厚さ14.5mm、ラグ・トゥ・ラグ51.8mm、サファイアクリスタル製ケースバック、10気圧防水 ダイアル:パープル、ブラックの針、ペトロナス・グリーンの数字およびマーキング ストラップ:20/18mmパープルラバー、「EasX-CHANGE」システム、チタニウム製ピンバックル ¥1,518,000
Brands:IWC Schaffhausen
